海外でも評価された1st『THEME 1』から2年。前作の続編となる待望の2nd Albumがリリース。 1stアルバム以前に制作された楽曲を中心に構成されたこのアルバムは、 彼の内なる初期衝動に彩られた静謐な祈りのような作品となった。 エレクトロニカのやさしさとアシッドフォークの幻想をあわせ持ちながら、 揺れ動く心をゆっくりとスケッチしていく。 儚さを超え、光を見つめようとする眼差しがぐっと胸に迫る珠玉の歌集。
/ROSE RECORDS

AUDIO CD(オーディオCD)

1. 人について - About the Humanity -
2. はじまりについて - About the Beginnings -
3. 違いについて - About the Difference -
4. 今日について - About the Day -
5. 夏について - About the Summer -
6. 光について - About the Shine -
7. ブラックバードについて - About the Blackbird -
8. 窓について - About the Window -
9. 迷いについて - About the Ambivalence -
10. メロディについて - About the Melody -
11. 蝶について - About the Butterfly -
12. 心について - About the Heart -
13. 轍について - About the Track -

BOOK(ブックタイプ歌詞カード)

20ページ見開きブックタイプ特製歌詞カード

aCae 大碕正徳本人がアートディレクション・デザインを担当したブックタイプ歌詞カード。 ひとつひとつのページが日記のようなかたちでまとめられています。




"THEME II"に寄せて


空気中に溶けていきそうな音の粒が
極上の空間へ誘う。
13曲目が終わる頃にはもう何処かへ。
しばらくこの世界に浸っていたいです。

木暮晋也(ヒックスヴィル)

選んだ音 つかんだ空気 見ている景色
なにより aCaeという 人 そのものが 音に表れて
ちょこんと 僕の生活に 丁度良い距離感で馴染んでいる
どんなものでも 誠実に続けていれば 自分が望む形になるのだと
教えてくれた 音
「THEME U」末永く 聴き続けることになりそうです

sonobe nobukazu(mojoco)

今高知に向かう夜行バスの中で
繰り返し繰り返し聴いているのですが、
だんだん何処に向かっているのか
わからなくなってきました。
明日の朝遠くの知らない国に着いたとしても
全然不思議じゃない、
そんな気分にさせてくれる
素晴らしいアルバムです。

oono yuuki

期待を裏切らない全ての音たち。
とても自然で、とても優しく、とても美しい。
そんな空間を与えてくれる55分に感謝。

Sohey(SOUR)

もし、あの時間が止まったかのような美しい風景に
もし、あの一瞬の表情や物語のような出来事に
音楽や言葉が添えられていたら。
aCaeくんの紡ぎだす音たちや
息づかいの1つ1つが
そんな願望をそっと叶えてくれる。

田辺玄(WATER WATER CAMEL)

そっと耳を傾けながら、当たり前にある日常の意味や喜びに
思いをめぐらせたくなる至上のベッドルームポップ。
まるで祈りのよう

メンズノンノ

紡ぎ手のやさしい目線が伝わる。母性的でふくよか。
生きる力が湧いてくる慈愛にあふれた一枚。

CD Journal



 

彼の選ぶ音がすきだ。
ひとつずつ丁寧に、選び取られたそれらを配置して
組み上げられたアートのよう。
それが、こまくを優しくふるわす。
前作の1stよりもより深く、近くに
彼の心情風景が迫ってくる。
aCaeは甘くて、やわらかいと見せかけて
実はひどく頑強で熱い。
余計なものをあっさり排除するクールさと
求めるものの胸を痛いほど掴んではなさない強さがある。
このアルバムを聴きながら
同郷で、十代の頃から彼を知っている私は
思わずニマリとしてしまう。
「土佐の人間のサガが出ちゅうわ」と。
好きな一枚がまた増えちゃった。

矢野絢子

オオサキ君という人が好きなので、
彼の音楽が嫌いなはずがないのだけど、
更にこんな素敵な音楽をそっと届けてくれる彼を
またいっそう好きになってしまうのです。

中村大(BANK/Nuback)

人生は道のない森のようなもので、aCaeのTHEMEシリーズは、ひとつひとつがその森に立てられた道しるべ。湿った木陰の中に立てられたものもあれば、あたたかい陽だまりの中に立てられたものもある。淡々とした音像の中からは、彼が出会った喜びや驚き、悲しみや苦悩が色鮮やかに浮き上がってくる。
言うなれば、このTHEMEシリーズは、aCaeの人生の縮図であり、「aCae」という森の地図。 aCaeの音楽に触れた人は幸い。 きっと、自分のまわりに転がっているテーマについても 深く考えさせられるようになり、 自分なりの人生の地図を描き始めたくなるだろう。

なで彦(Texas Pandaa)

「THEME II」は“開いた窓”。
アンナコトやソンナコトのイロイロな
「コト」の可能性が浮遊している。
音色からは種を蒔く音が聞こえるが、
それはもう、実はとっくに育っていたりもする。
aCaeくん、aCaeくん、君はどこにゆくんだい?
パンくずを小鳥に食べられてしまっても大丈夫。
幸せに未来を生きるヘンゼルのように。

大林千茱萸(映画感想家)

子宮から飛び出した瞬間にこびりついていた、血と羊水。
そんな【ぼくらのはじまり】。
べっとりと、ねっとりと、みずみずしく弾け飛ぶ
血と羊水を纏った人間の、今までの歩数が
言葉と音の端々に転がっている。
aCaeの音楽が最も良質な点は、
このレコードは棺桶に入る前の音楽だということだ。

金田康平(THEラブ人間/歌手)

 

「THEME II」 (ROSE 125/CD ALBUM+DVD)
2011年10月20日発売
¥1,945 + tax


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